はじめに
徐々に役割を侵食されている気がする今日この頃です。
挨拶はテスプレに奪われましたが、今回の作問者はアラン校長です。
School Enigmaでは校長の文学好きから、文学を使った謎解きやみんはや対戦をよくやっています。
本はいいですよね。家の近くに本屋さんがあったため、小さいころから本ばかり読んでいました。本屋のおばちゃんに顔を覚えられていたほどだったとか。
ちなみにテスプレは図書室の先生に顔を覚えられていたそうです。
一番好きな本は『博士の愛した数式』で、二番目に好きな本は『君の膵臓を食べたい』で、三番目に好きな本は『永遠の0』で、四番目に好きな本は『ウォーリアーズ』で、五番目に好きな本は『名犬ラッシー』で、六番目に好きな本は『耳の聞こえない子がわたります』で…
と、まぁこの辺にして
今日は!
文学作品、全然有名じゃない部分で分かるかなクイズ
をやっていきます。
例えば、高校現代文で恐らく習うであろうこちら
――えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始おさえつけていた。
『檸檬』の有名な冒頭です。
こんなところを出してもおもしろくない、と校長は思ったのです。
――この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。
こちらはどうでしょうか?ポイントは「我々」が何を指しているのかということです。
もう少し前から載せてみましょう。
――何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。
我々=猫 ということだったようですね。もうお分かりでしょうが、こちらは『吾輩は猫である』でした。「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」に続く文章です。
このような形で、意外と知らない、でも頑張れば分かるかも?なところから出題しますので、ぜひ文学力を試してみてください。
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